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2013年10月24日木曜日

サーキットでのタイムアップにシェービングタイヤという選択

collisionconcierge.comより
最近はハイグリップラジアルタイヤの性能が非常に高くなっており、サーキットを走られる方も増えてきていますが、タイムアップの一つの手段に、タイヤのシェービング(shaved tire)があります。 これは溝付きのストリートタイヤの表面を削って、レース向けにトレッド溝を浅くする作業で、これを施す事により、タイヤのオーバーヒートを防ぐことが可能で、トラクションが向上します。 当然ウェット性能は落ちますが、ドライコンディションに限っては非常に有用な手段です。 有限会社エバーグリーンコーポレーションでは、サーキット向けのタイヤを出荷前にシェービングするサービスも行っております。
この機会にもう少し詳しくシェービングについて解説いたします。 ラジアルレーシングタイヤを有効に機能させるためには、浅い溝とコンタクトパッチ(路面との接触面)とが同時に考慮されるべきです。
しかしながら、いかなるトレッドデザインであれ、そのデザインは接地面を小さな単位に分割してしまい、またウェット時のトラクション性能を高めるために深く掘られた溝が、ドライコンディションではタイヤの捩れを増やしたりドライグリップを減少させています。

また重要なことは、熱を加えることでタイヤラバーはより活発になり、グリップを高めるということです。
この熱が加わるという行程は、タイヤライフの中で常に継続的に繰り返され、熱が入ったり冷えたりすることでタイヤのラバーコンパウンドは徐々に硬くなり、柔軟性を失うことでグリップが減少して行きます。
シェービングを施したTOYO PROXES RA1
collisionconcierge.comより
一方シェービングされた新品タイヤは、数千kmの走行によりちょうど同じ溝の深さに擦り減ったタイヤよりも柔軟なコンパウンドを持っているため、強力なトラクション性能を発揮します。
タイヤのシェービングはタイヤライフの早い時期にその能力を発揮させることが可能です。
また実際レースで使われるシェーブドタイヤは、タイヤの有効なライフがシェービングをしていないタイヤより長くなる場合が多いのです。

シェービングの過程では、タイヤトレッドのゴムと重量が数百グラム削られます。
通常シェーブドタイヤのトレッド面は、僅かに接地面が増加します。
溝が浅くなった結果スリップアングルが減少し、トレッドブロックの捩れが最小限になることで応答性とコーナリングフォースが高まります

また浅溝タイヤのトレッドブロックは、一部に熱が集中することとオーバーヒートによるタイヤ性能の急激な低下のリスクを減少させます。
激しいオーバーヒートにより、トレッドコンパウンドの酷使された部分は青くなり、裂けてしまったり、分厚くなったり、ブリスターができてしまいます。 タイヤがこのような状態になってしまっては、本来の性能は発揮できなくなってしまいます。 せっかくのトレッドを削ってしまうのは勿体無いと思われるかもしれませんが、タイヤグリップ、ロングライフの面から、ドライコンディションのサーキットでの仕様に限れば有効な手段です。 併せてタイヤのヒートサイクル(ランニングイン)を施しておく事も大切です。

シリアスにサーキットでのタイムアップを望まれるお客様には、ヒートサイクルサービス&シェービングサービスをお勧めしております。
なお、ヒートサイクル、シェービングはタイヤによって施工の可否がありますので、ご注文時にお問い合せ下さい。

有限会社エバーグリーンコーポレーション


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