サーキットでのタイム更新を狙う全てのドライバーへ、Hoosier(フージャー)から新しく登場した「Track Attack Race A8」。
サイズラインナップも増え、お取り扱いを開始いたしました。
長年、スリックタイヤやレーシングタイヤの世界で圧倒的な実績を誇るHoosierが、タイムアタックやスプリントレースを愛する現代のレーサーに向けて開発され、従来のR7、A7から進化した新世代のサーキット専用タイヤです。
伝説の系譜を継ぐ、公道走行可能な競技用タイヤ
Hoosier Track Attack Raceは、サーキット専用タイヤの最高峰である「A7」のテクノロジーをベースに、DOT基準(公道走行規格)をクリアしながら、現代のサーキット走行に最適化されたモデルです。
1. 「A8」コンパウンド:最大の特徴は瞬時の立ち上がり
A8コンパウンドの最大の特徴は、作動温度域への到達の早さにあります。
タイムアタックの1本目: 走り出しから強力なグリップを発揮し、タイヤが温まるのを待つロスタイムを最小限に抑えます。
スプリントレース・ジムカーナ: 短いコースや低い速度域でも、1コーナー目から確かな手応えを感じることができます。
2. 緻密に計算されたトレッドパターン
対称かつ方向性のあるトレッドデザインを採用。
これは単なる見た目ではなく、路面との接地面積を最大化し、極限のコーナリング中でも安定した接地形状を維持するための設計です。
3. ドライバーの意思を伝える剛性感
サイドウォールの剛性は、過酷なサーキット走行でのヨレを抑制。
ステアリング操作に対するレスポンスが極めてダイレクトなため、クリッピングポイントを狙う際の微細なコントロールを可能にします。
スペック詳細
一部未発売のサイズも含まれています
UTQG:40 C A(驚異的なグリップ力を示すウェアレート40を採用しています)
A8とR8、どちらを選ぶべきか?
Track Attack Raceには、今回紹介したA8(スプリントレース/タイムアタック向け)の他に、R8(ロードレース/耐久向け)が存在します。
A8を選ぶべき方:
数周の「ベストタイム」に全てをかけるタイムアタッカー。
タイヤを温める時間の短いジムカーナやスプリントレース。
R8を選ぶべき方:
30分以上の連続周回でも垂れにくい安定性を求める方。
走行会で一日中コンスタントに走り込みたい方。
結論:タイムを「削る」ための道具として
Hoosier Track Attack Race A8は、決して「長持ちするタイヤ」ではありません。
しかし、コンマ1秒を削るために必要な「最初の一歩からの絶対的なグリップ」においては、他を寄せ付けない性能を持っています。
次の走行会、あるいはシーズン最後のアタックに向けて、足元をHoosierに変えてみませんか?その一歩が、自己ベスト更新への最短距離になるかもしれません。
適合確認や在庫状況について
あなたのマシンのリム幅に最適なサイズ選びをサポートいたします。
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【プロ向け解説】Hoosier Track Attack Race(A8/R8)の真価を引き出す管理術
Hoosierの次世代モデル「A8/R8」は、従来の性能を維持しつつ、摩耗耐性とコンスタントなグリップ性能を向上させた競技専用タイヤです 。
そのポテンシャルを100%発揮させるためには、適切な「慣らし(ヒートサイクル)」と「空気圧管理」が不可欠です。
1. ヒートサイクル(慣らし走行)の重要性
タイヤの寿命と安定性を高めるため、以下の手順を推奨します。
R8(ロードレース用):
最初のセッションは10〜15分程度に留めます
。 4〜7周かけて徐々にペースを上げ、最終ラップで最大温度に達するように走行します。
走行後は車両から外し、最低24時間(理想は1週間)寝かせる(キュアタイム)ことで、ゴムの結合が安定し寿命が延びます 。
A8(タイムアタック用):
本格的な走行前に、トレッド表面の「テカリ」が取れる程度の軽い転がしを行ってください 。
。
2. 推奨空気圧と車両重量(ロードレース/サーキット走行時)
Hoosierは他社製タイヤよりも高い空気圧を必要とする傾向があります 。
| 車両重量 | 推奨冷間(始動時)空気圧 | 推奨温間(走行直後)空気圧 |
| 〜998 kg | 152 〜 165 kPa | 193 〜 207+ kPa |
| 998 〜 1,179 kg | 165 〜 179 kPa | 221 〜 234+ kPa |
| 1,179 〜 1,361 kg | 172 〜 179 kPa | 241 〜 255+ kPa |
| 1,361 kg超 | 207 〜 221 kPa | 276 〜 290+ kPa |
注意: 温間時の空気圧が上がったからといって、走行直後に冷間時の設定値まで空気を抜かないでください。深刻な低空気圧を招き、トラブルの原因となります 。
FF車の場合: フロントへの負荷が大きいため、過酷な条件下では温間で331〜358 kPa程度まで高める必要があるケースもあります 。
3. 適正作動温度域
正確なタイヤ温度計測には表面温度計ではなく、針状のプローブ式温度計の使用を推奨します 。
R8 (Roadrace): 82 〜 93 ℃
A8 (Autocross): 43 〜 60 ℃
4. 足回りのセットアップ(キャンバー角)
推奨値: 負キャンバー(ネガティブ) -3.0度 を基準としてください 。
摩耗対策: 性能と寿命のバランスを取る場合でも、最低 -2.5度 は確保してください。これより少ないと外側の肩部分が極端に摩耗します 。
5. ドライビングのコツと注意点
スムーズな操作: このタイヤは低いスリップアングルで最大の力を発揮します。「こじり」を抑えたスムーズな運転がタイムアップと摩耗抑制に繋がります 。
フラットスポット注意: 非常に軽量な構造のため回転慣性が低いですが、その分ロックしやすく、ABS無しの車両ではフラットスポットができやすい傾向があります。
保管上の注意: 競技専用のため、公道走行は厳禁です
。また、凍結するような極低温下での保管や移動は、トレッドのひび割れを招く恐れがあるため避けてください 。
販売店より一言:
Hoosier A8/R8は、適切な管理を行うことでその真価を発揮する「勝つための道具」です。
セッティングに迷われた際は、ぜひ車両重量とあわせてご相談ください。



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