このブログ内の記事を検索

2020年12月28日月曜日

TVRシート張替え

 


この度TVR Tuscan Sにお乗りのお客様からシート張替えのご依頼を頂きました。
有限会社エバーグリーンコーポレーションでは、シート張替えの専門業者様とのコラボレーションで、お車のシート張替えも承っております。

今回はお車のボディーカラー&内装に合わせて、黒の本革と赤のウルトラスエードをベースに、センターと座面はパンチング加工を施した黒のウルトラスエードに、ダイヤモンドのキルティング加工。
そしてステッチは赤という、こだわりの仕様です。

お客様自ら配色とデザインを考えられ、仕上りイメージスケッチまで作って頂いていましたので、とてもスムーズに作業をすすめることが出来ました。

実はベースになったシートはTVR T350cの物で、タスカン用とはデザインが異なります。
そしてこのシートは以前にこちらで張替えをさせていただいたものでした!
当時はビニールレザーで張替えをしていたため、経年劣化で傷みも出てきているようでした。


採寸&ダミーカバー作成

シート張替えにあたっては、元の生地を剥がして採寸しますが、TVRのシートの場合はシートフレームに接着されているため、なかなか手間のかかる作業となります。




採寸が出来たら、先ずはダミーのカバーを作成し、フィッティングを確認します。
普通ならそのまま作成するところですが、この一手間をかけることでより綺麗な仕上りとなりますので、製作時間はかかってしまいますが拘っているポイントです。

素材切り出し

ダミーカバーを作成し、サイズを確認しては微調整を繰り返し、ようやく生地の裁断となります。
今回は3種類の素材を使用しますので、お客様から送っていただいた仕上りイメージスケッチを元に、ダミーで採寸したサイズで切り出しを行います。


張り付け&ステッチ製作

全て素材を切り出したら、シート本体に装着していきます。
また、シートクッションに傷みがあれば、サイズを合わせて交換しておきます。



シート完成

ここまでの工程を経てようやく完成となりました。
仕上りはお客様のご要望に沿って、

○背面、座布団は持ち込みのパンチング生地
○トリム一部はレッドのウルトラスエード
○その他はブラックの本革
○ステッチはレッド
○背面、座布団にレッドでダイヤモンドステッチ






お陰様でTVRのシート張替えは、今回で3台目となりました。
お客様にも大変喜んで頂くことが出来ました。
シートをお届けし、装着はお客様自ら行われ、写真をお送りいただきました。



元々ビニールレザーの場合は、素材の特性上どうしても経年劣化で傷みが出てきてしまいます。
そんな時はイメージチェンジも兼ねて、シート張替えをオススメいたします。

また、ヨーロッパ車に多い天井の脱落、シートに限らず内装の張替えも承っております。

シートの張替え、内装の張替えもどうぞお気軽にお問い合わせください。


有限会社エバーグリーンコーポレーション

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...