今日はサーキット用セミレーシングタイヤについてのお話です。
先日のアルファロメオチャレンジ&ETCCのレースでは、朝のプラクティスはウェットコンディション、予選はレコードラインはほぼドライ、決勝ではドライコンディションと路面状況が変わり、なかなか難しいコンディションでした。
決勝のドライコンディションでは、気温も低く条件が良いので好タイムを期待していたのにも関わらず、あまりタイムが伸びなかったと言うお話を耳にしました。
ウェットコンディションに備えて、HOOSIER Radial WET H2OやTOYO PROXES RA1などのウェット用タイヤを準備しておけたらライバルに対して相当なアドバンテージになりますが、 ウェットコンディションの為だけに専用のタイヤを用意するというのは、なかなか難しいものです。
恐らく殆どの方は、少々の雨だったらそのままドライ用のセミレーシングタイヤで走行されているのではないでしょうか?
タイヤメーカーの方に聞いたところ、Sタイヤは出来る限り水に濡らさない方が良いそうです。
通常のラジアルタイヤと違い、特殊なコンパウンドを採用しているため、スポンジの様に水を吸収してしまい、コンパウンドの特性が変わってしまうんだとか。
一度水を吸ってしまったタイヤは、本来の性能を発揮できずタイムも出せません。
走行後にボディの洗車、ホイールの洗車と一緒に水に濡らしてしまう事もあるかと思いますが、同じ理由からそれもお勧めできません。
今回の様に雨の中を走行してしまった後、ドライコンディションにも拘らずタイムが出なかった・・・という方は、このお話を思い出してみてください。
TOYO PROXES RA1 |
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