有限会社エバーグリーンコーポレーションでお取り扱いしていますサーキット専用タイヤ
・Hankook Ventus Z214(soft&midium)
・Kumho Ecsta V710
・Hoosier A6&R6
・BF Goodrich g-Force R1
・Hankook Ventus Z214(soft&midium)
・Kumho Ecsta V710
・Hoosier A6&R6
・BF Goodrich g-Force R1
をご使用される際の注意点についてまとめてみました。
これらのタイヤは正しくお使い頂きますと、非常に高いパフォーマンスを発揮してくれますが、
誤った使い方では直ぐに磨耗してしまったり、思ったほどタイムが出なかったり、スローパンクチャーを起してしまう場合があります。
国産セミレーシングタイヤよりも使い難い、タイムが出ない・・・とのお声も聞きますが、これらのタイヤはそれなりにシビアなセッティング&ケアが必要となります。
大切なポイントをまとめましたので一度ご確認頂きまして、更なるタイムアップのお役に立てれば幸いです。
[使用制限]
これらのタイヤは、殆ど溝の無いトレッドパターンを採用していますので、一般道、高速道路などの公道上での使用は推奨されておりません。
また、同じ理由からウェットコンディションでの使用もお勧めできません。
[ヒートサイクル]
これらのタイヤを競技に使われる際は、事前にきちんと慣らし(ヒートサイクル)をされる事を強くお勧めいたします。
事前に適切な手順で熱入れをした後、タイヤをしっかり休ませる事(24-48時間以上)で、ゴム分子のの再結合が起こる過程で、より強固な結び付きとなります。
ヒートサイクルを施す事で、タイヤトレッドの過剰な磨耗を防ぎ、タイヤ本来のパフォーマンスをフルに発揮する事が出来ます。
ヒートサイクルを施したタイヤとそうでないタイヤとでは、タイヤの寿命が1.5倍程開きが出てくるというテスト結果もございます。
エバーグリーンコーポレーションでは、ご購入時のオプションとして出荷前にヒートサイクルを施すサービスも行っております。
ヒートサイクルサービスについてはこちらをご覧下さい。
[キャンバーセッティング]
これらのタイヤは一般的なセミレーシングタイヤよりも、タイヤショルダーが鋭角にデザインされています。
その為サスペンションのセッティングもタイヤに合わせてあげる必要があります。
具体的には従来のセミレーシングタイヤを履いた場合のセッティングよりも、スプリングを固めにする事。
そしてネガティブキャンバーをつける事が必要となります。
具体的には、Hoosier A6とR6の場合は、-3度以上が推奨されています。
また、KUMHO Ecsta V710の場合は、-0.5~-1.5度程度とされています。
ネガティブキャンバーの角度がタイヤメーカー推奨値よりも低いと、過剰にタイヤショルダーが磨耗し、タイヤのグリップをフルに活かす事が出来ず、また磨耗も早くなってしまいます。
[適正空気圧]
これらのタイヤは、最適な空気圧で使用する事によって初めて本来のパフォーマンスを発揮する事が出来ます。
車輌重量:363kg-998kg 温間時:2.069 bar~2.275 bar+ 冷間時:1.517 bar~1.862 bar
車輌重量:998-1180kg 温間時:2.138 bar~2.344 bar+ 冷間時:1.586 bar~1.931 bar
車輌重量:1180-1360kg 温間時:2.275 bar~2.551 bar+ 冷間時:1.586 bar~1.931 bar
車輌重量:1360kg- 温間時:2.344 bar~2.689 bar+ 冷間時:1.586 bar~2.000 bar
サーキット仕様のサスペンションの場合、温感で1.9~2.2barの範囲が最も適しています。
この数値を基準に、重たい車は少し高めに、軽量な車は少し少なめに、ドライバーの好みと合わせて調整して下さい。
サーキット仕様のサスペンションの場合、温感で2.76barが最も適しています。
この数値を基準に、重たい車は少し高めに、軽量な車は少し少なめに、ドライバーの好みと合わせて調整して下さい。
[FF車で使用される場合]
前輪駆動車の場合は、後輪駆動車に比べて車輌セッティングや熱入れの点で難しくなります。
サスペンションの構造上、ネガティブキャンバーをつけ難い点。コースインした際にリアタイヤを温める事が難しい点。
更にリアタイヤについては、事前にコース上で適切にヒートサイクルを行う事が困難な為、このままのご使用ではタイヤ本来のパフォーマンスを発揮する事が難しくなります。
一つの解決作として、空気圧のセッティングがあります。
最適な空気圧は上記の通りですが、FFのリアタイヤ場合はこれらより少し低めにセットする事で、きちんとリアタイヤも使える様になります。
ただし、1250kgの車にセットしたと仮定した場合、"冷感時"の下限は1.9barです。タイヤが冷えた状態で、1.9bar以下での使用は、バーストやスローパンクチャーの危険がありますので推奨出来ません。
これらの他にも、走行後のタイヤ温度を計測し、サスペンションのセッティングやドライビングスタイルを見直す事も大切なポイントとなります。
これらの他にも、走行後のタイヤ温度を計測し、サスペンションのセッティングやドライビングスタイルを見直す事も大切なポイントとなります。
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